こんにちは。
ライフ快療院 南浦和本店の梶田です。
「整体を受けたら、すぐに痛みがなくなるのでしょうか?」
「1か月以上続いているしびれは、どのような順番で変わっていくのでしょうか?」
長く続く痛みやしびれ、違和感がある方から、このようなご質問をいただくことがあります。
整体後の変化には個人差があり、「何回で良くなる」「何日でしびれがなくなる」と一律に決めることはできません。
症状が起きた原因、続いている期間、日常生活、仕事の姿勢、睡眠、運動習慣などによって、経過は異なるからです。
ただし、身体が変化していくときには、確認しておきたい一定の流れがあります。
今回は、私が25年以上にわたり施術を行ってきた現場での経験とネットや本などの情報をもとに、整体後の経過の見方を分かりやすくお伝えします。
1か月続いているからといって、必ず慢性痛とは限りません
痛みや違和感が1か月以上続くと、「もう慢性化してしまったのでは」と不安になる方もいます。
WHOでは、原因となる病気が特定されていない腰痛が3か月を超えて続く場合を、慢性一次性腰痛として扱っています。
そのため、1か月以上続いているからといって、すべての症状が慢性痛というわけではありません。
ただし、長く続く痛みやしびれは、一時的な疲労だけでなく、姿勢や身体の使い方、筋肉や関節、神経など、複数の要因が関係している場合があります。
整体後の変化は、痛みがゼロになったかだけで判断しません
整体を受けたあと、最初に確認したいのは、痛みの数値だけではありません。
例えば、次のような変化です。
- 起き上がる動作が少し楽になった
- 首や腰を動かせる範囲が広がった
- 立っていられる時間が長くなった
- 歩ける距離が少し伸びた
- 座っていてつらくなるまでの時間が延びた
- 夜中に痛みで目を覚ます回数が減った
- 身体の力が抜けやすくなった
- 施術後の楽な状態が以前より長く続いた
痛みや違和感が少し残っていても、動作や日常生活に変化が出ていれば、身体が変わり始めている可能性があります。
反対に、施術直後だけ楽になり、毎回すぐに元の状態へ戻る場合は、施術内容だけでなく、普段の姿勢や身体の使い方も見直す必要があります。
整体後の改善経過は、5つの段階で確認します
全員が同じ順番や期間で変化するわけではありませんが、次のような流れを一つの目安として確認します。
第1段階 動きやすさが変わる
最初に見られやすいのは、痛みが完全になくなることよりも、身体の動きの変化です。
- 前より首を向きやすい
- 腰を伸ばしやすい
- 立ち上がりやすい
- 肩や腕を動かしやすい
- 歩幅が広がった
- 身体の左右差が小さくなった
この段階では、施術前につらかった動作を、施術後にもう一度確認することが大切です。
第2段階 楽な状態が続く時間が延びる
施術直後は楽になっても、翌日や数日後に症状が戻ることがあります。
これは、必ずしも「施術の意味がなかった」ということではありません。
最初は数時間しか続かなかった楽な状態が、次第に翌日まで続くようになるなど、良い状態が続く時間の変化を確認します。
- 症状が戻るまでの時間が延びた
- 仕事をしても以前ほどつらくならない
- 家事のあとの回復が早くなった
- 朝の動き始めが楽になった
このような変化も、経過を見る大切な指標です。
第3段階 症状の頻度や強さが減る
次に確認するのは、痛みや違和感が出る頻度と、症状が続く時間です。
- 毎日あった痛みが、出ない日も増えてきた
- 強い痛みが続く時間が短くなった
- 症状が出ても、休むと回復しやすくなった
- 朝から晩まで続いていた違和感が、夕方だけになった
- 痛みを気にせず過ごせる時間が増えた
「痛みがあるか、ないか」の二択ではなく、頻度、強さ、持続時間を分けて確認すると、小さな変化にも気づきやすくなります。
第4段階 日常生活でできることが増える
症状が長く続いている方では、痛みが完全になくなる前に、生活上の変化が出ることがあります。
- 長く歩けるようになった
- 仕事に集中できる時間が増えた
- 買い物や家事を再開できた
- 趣味や運動を少しずつ再開できた
- 痛みへの不安が減ってきた
- 夜に眠りやすくなった
痛みの数値だけでなく、「何ができるようになったか」を見ることが重要です。
第5段階 自分で身体を管理しやすくなる
最終的に目指したいのは、整体を受け続けなければ保てない状態ではありません。
- 症状が出そうなときに早めに休める
- 自分に合った運動やストレッチが分かる
- 座り方や立ち方を調整できる
- つらくなっても回復しやすい
- 身体の変化に自分で気づける
ライフ快療院では、施術だけでなく、自宅で行うセルフケアや日常生活のポイントもお伝えしています。
回数券による長期通院を前提とせず、身体の状態を確認しながら、その方に必要な通院回数や間隔をご説明しています。
しびれがある場合は、痛みとは分けて確認します
しびれは、痛みや筋肉の張りとは異なり、変化が分かりにくい場合があります。
そのため、次の点を確認します。
- しびれを感じる範囲
- 常にあるのか、ときどき出るのか
- どの姿勢や動作で強くなるのか
- しびれが出るまでの時間
- 手足に力が入りにくくないか
- 歩き方や物の持ち方に変化がないか
比較的良い変化としては、
- しびれを感じる範囲が狭くなった
- 常にあったしびれが、ときどきになった
- しびれが出るまでの時間が延びた
- 動作の制限が減ってきた
などがあります。
ただし、しびれの原因は一つではないため、整体を何回受ければ変化するとは断定できません。
しびれが強くなる、範囲が広がる、手足に力が入りにくくなる場合は、整体だけで経過を見ず、医療機関への相談が必要です。
ライフ快療院では、症状がある場所だけを見ません
例えば、腰に痛みがある場合でも、腰だけに原因があるとは限りません。
骨盤の傾き、背骨の動き、左右の筋肉の働き、股関節や足の使い方などが関係していることがあります。
かじた式骨盤整体では、つらい部分だけに施術するのではなく、身体の土台である骨盤から、背骨、手足まで全身のバランスを確認することを大切にしています。
ライフ快療院では、初回に次のような内容を確認します。
- 現在の症状や生活状況の聞き取り
- 姿勢撮影による身体のバランス
- 首・腰・骨盤などの動き
- 骨盤を支える筋肉の筋反射テスト
- 症状が出る動作
- 施術前後の身体の変化
検査結果をもとに、その方の状態に合わせた施術と、日常生活で気をつけるポイントをお伝えします。
整体だけでなく、運動や日常生活も大切です
WHOは、長く続く腰痛について、身体に関する正しい情報、セルフケア、運動、一部の徒手療法などを、その人の状態に合わせて組み合わせることを勧めています。
NICEの指針でも、腰痛や坐骨神経痛に対する徒手療法は、単独ではなく、運動を含む取り組みの一部として検討するよう示されています。
慢性腰痛に対する脊椎の徒手療法を調べた研究でも、痛みに対しては他の推奨される方法とおおむね同程度で、短期的な身体機能の改善は小さいという結果が報告されています。
つまり、整体だけですべてを変えようとするのではなく、
- 同じ姿勢を長時間続けない
- 無理のない範囲で身体を動かす
- 睡眠や休養を確保する
- 座り方や身体の使い方を見直す
- 自分に合ったセルフケアを続ける
といった取り組みを組み合わせることが大切です。
なお、これらのWEB情報は主に腰痛を対象としたものです。すべての痛み、しびれ、違和感に、同じ経過が当てはまるわけではありません。
このような場合は医療機関へご相談ください
次のような症状がある場合は、整体による経過観察を続ける前に、医療機関へご相談ください。
- 手足の力が急に入りにくくなった
- しびれや筋力低下が急速に悪化している
- 歩きにくい、足がもつれる
- 両脚に強いしびれが出ている
- お尻や陰部周辺の感覚が鈍い
- 尿が出にくい、尿や便を漏らしてしまう
- 発熱や強い倦怠感を伴っている
- 転倒や事故のあとから症状が続いている
特に、腰や脚の症状に加えて、排尿・排便の異常、陰部周辺の感覚低下、両脚の筋力低下などが新たに出た場合は、早急な医療評価が必要になることがあります。
まとめ
1か月以上続く痛みやしびれ、違和感がある場合、整体後の経過は「痛みが完全になくなったか」だけで判断しません。
一つの目安として、
動きやすさが変わる
↓
楽な状態が続く時間が延びる
↓
症状の頻度や強さが減る
↓
日常生活でできることが増える
↓
自分でも身体を管理しやすくなる
という流れを確認します。
大切なのは、つらい部分だけに目を向けるのではなく、姿勢、骨盤、身体の動き、生活習慣まで含めて見直すことです。
痛みや違和感だけでなく、身体の中に起きている小さな良い変化にも目を向けながら、無理のないペースで身体を整えていきましょう。
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。
整体は医療行為ではなく、診断や治療、症状の改善を保証するものではありません。症状が悪化している場合や、強いしびれ、筋力低下、排尿・排便の異常などがある場合は、医療機関へご相談ください。



コメント